【雑記】考えない同僚と調べない部下

レビュー


 会社に勤めると色んな人に出会います。発言はするけど実践はできない「上司」、ミスなどが発生した場合になぜそうなったのかは考えず他人のせいにしてくる「同僚」、自身で分からないことをそのままにして期限ぎりぎりになって申告してくる「部下」。

 私は、販売した製品に関するサポート業務をしていました。しかし、自身のお客様対応以上に、同僚から「お客様から、このような要望を受けたのですが、実現できるものなのでしょうか」とか「この説明書読んでも分からない所があるんですが、知ってたら教えてもらえますか」みたいな相談を受けます。
 大半が、過去に行った回答などがデータベースに共有されていて、同じことを聞いてることもあるのでちょっと検索かければ分かるものだったり、その人が見てる説明書を最初から見ると書いてあったりします。

 そんな中で、どのように考え、どのように振る舞えばよかったかを経験則から書いていきます。

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期待してはいけない。

 会社に所属する以上その会社の試験を通過してその部署に配属されます。つまり、「自分と同等以上の知識を持った人たち」と無意識に認識してしまいます。
 その為、自分ですら分かることをなぜか分からないのか、と同僚に不満を感じる人も少なくないかとは思います。人によっては「なんでこんなことも分からないの?」と口にすることもあるでしょう。

 人は他人に期待しすぎです。
 私たちは相手も自分と同じ行動をすると思いがちです。その為、相手に予想外の行動をされると、驚き、怒り、がっかりします。
 よほど日常生活レベルで仲良くない限り、その人の行動を的確に予想することはできません。
 自分の行動が、環境や過去の経験則などが繋ぎ合わさってできているように、相手にもそれ相応の背景によって出来た思考や行動パターンがあります。
 それが個性であり、一人ひとりに個性があるからこそ他人の行動は理解できないことがある、というだけです。
 「こうあるべき」という期待は捨ててその人自身を見てみましょう

頑張っていることを認めよう。

 相手は自分に何かを理解してほしくて話しかけてきてくれています。その中にはアドバイスを求めるのと同時に、自分が置かれている状況をこちらに伝えようとしている場合もあります。
 先に述べた私の同僚の例であると、「お客様への回答が分からない」という問題と、それを「解決しよう」と努めている行動があります。
 「解決しよう」と行動していることについて、そして自分を頼ってくれることに感謝して接してみましょう。

伝えることは、短く、シンプルに。

 人は、短時間に一気に説明を受けても、内容を理解してくれません。また、相手から質問してきたとしても基本的に人はこちらの話は真剣には聞きません。
 要点を一つ一つ書きだして、その中から結論を1点導き出して、それを説明しましょう。
 その際には、頭の中で「一言で言うと、、、」を意識してみると良いでしょう。
 

個人の問題は拭えないものと考えよう。

 先にシンプルに伝えることを書きましたが、身近に多い人として、メールなどに文字を起こす際に、今も「文字数多ければしっかり仕事したとみられる」と思っている方が少なからずいらっしゃいます。
 こちらが簡潔にまとめた文章を提供しても、斜め上の発想で、さらに10行くらい追加されることもあります。
 それは元の文章に無理やり追加したものですので、伝えたいことが変わっていることもあります。

 それはその人自身の性格や個性でもあります。是正するほどのものでないのであれば、それは無理に直そうとしなくてもよいでしょう。

 ただし、何かしらの損失が発生する可能性が見える場合には、必ず相手と問題点を話し合い、軌道修正しましょう。

 また、人の考え方を矯正するのはオススメしません。催眠術のように他人を支配するような考え方ではいつか関係に綻びが出てしまいます。他者とのやり取りの中で本当に問題になりえる状態が誘発してしまうことがあるのであれば、原因は自分にあるものと考え、今後の対策としましょう。

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