2024年秋前からじわじわと値上がりしているお米
佐賀市で講演で江藤拓農林水産相は、「責任は感じている」と前置きしたうえで、「私は米を買ったことはない」となんとも面白い発言をしている様子。


消費者を逆なでするような発言の意図は?
米の販売額推移
時期 | 価格(5kg) | 備考 |
---|---|---|
2024年5月 | 約2,100円 | 急騰前の水準 |
2024年8月 | 2,600円超 | 夏以降、急上昇開始 |
2024年9月 | 2,800円前後 | |
2024年10月 | 3,000円超 | |
2024年12月 | 3,500円超 | |
2025年1月 | 3,500円超 | 店頭価格も高騰継続 |
2025年2月 | 4,200円前後 | 東京都区部平均 |
2025年4月 | 4,217円 | 15週連続値上がり |
2025年5月 | 4,200円前後 | 高止まり傾向 |
去年と比べると2倍。
今まで2袋買えてたものが1袋しか買えない状況では、家計には大打撃ですね。
消費者を逆なでするような発言の意図
発言に関する推測
この発言は、日常的に米を購入する一般消費者とは異なる立場にあることを自覚しつつ、現場の農家や支援者との強い結びつきをアピールする意図があったと考えられます。
また、米価高騰の責任を「責任は感じている」と前置きしていることから、消費者の苦境に一定の理解と謝罪の気持ちを示しつつ、自身の生活実感が消費者と異なることも正直に明かした形です。
これは、政治家としての誠実さや率直さを見せる意図もあったと推察されます。
ただし、米価高騰で苦しむ消費者感情とのギャップを露呈し、ネット上では「庶民感覚とズレている」と批判も集まっています。
そのため、発言の本来の意図は「農家や支援者との関係性の強さ」と「消費者への責任感の表明」だったとしても、結果的には消費者目線の欠如を印象付けることとなりました。

ちなみに、私の知り合いの農家は会うたびJAや政府のことについて愚痴ってきます
消費者が評価する水準ではないとの発言
5月13日の大臣会見に出席し、現在のコメ価格は「消費者の方々が大いに評価するような水準ではないと思います」との見解を示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/852d3ad03352417af5b91558dc62f0b52e034152?page=1
残念ながら、この”水準”というのは明確に消費者には示されていない。
値段が1年で二倍になっているのに評価に値していない理由があるのだろうか。
JA全中会長は「コメ価格は高くない」で大炎上

加工食品と比較する不思議な発言の意図は
これについては、お茶碗1杯の価格(約49円)をパンやカップ麺など他の食品と比較し、「それでもお米は高いと感じますか?」と提起することで、米の価格がどの程度なのか、改めて消費者に考えてもらう狙いがあったものと思われます。
しかし、これが消費者側は大反発し、炎上を起こすことに。
また、備蓄米について値段がブランド米と大して変わらないのに対して、輸入米を安く放出しており、Xなどでは「トランプ大統領と結託しただろ」といった非難の声が上がり、これまた炎上している。
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