冬によく聞く「インフルエンザ」。
しかし今年は、夏の終わりからもう広がっているとニュースになっています。

高熱になりやすかったり、長引いたり、後遺症になったりしたらとても辛いのでなるべく対策するようにしましょうね。
早く流行し始めた地域と時期
いつもは冬に入ってから流行り始めるインフルエンザですが、2025年は8月や9月にもう増え始めました。いくつかの例を挙げると、次の通りです。
地域 | 流行し始めた時期 | 1つの病院あたりの患者さんの数 |
---|---|---|
大阪府 | 9月15日~21日 (第38週) | 1.05人→ 去年より2か月早く流行入り |
青森県 | 8月25日~31日 (第35週) | 1.23人→ いつもの年よりずっと早い |
福岡県 | 8月の終わりごろ | 1.0人を超えて流行入り |
京都府 | 9月1日~7日 (第36週) | 1.19人 |
このように、夏休みが終わってすぐの時期からインフルエンザにかかる人が増えています。大阪府では去年より2か月早い流行入りと報告され、ここ10年で2番目に早いスタートだったそうです。
どうしてこんなに早いの?
早く流行した理由はいくつか考えられています。次のようなことが原因と言われています。
- 学校や仕事が再開して人が集まったから: 夏休みが終わって学校や会社が始まると、たくさんの人が同じ場所に集まるので、ウイルスが移りやすくなります。
- 暑さで換気をしづらいから: まだまだ暑い日が続いてエアコンを使いっぱなしにすると、窓を開けなくなるので部屋の空気がこもり、ウイルスが漂いやすくなります。
- 夏の疲れで体が弱っていたから: 暑さや寝不足で体が疲れていると、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
- コロナなど他の病気と一緒に流行しているから: 新型コロナや溶連菌など、他の病気も同時に流行しており、検査でインフルエンザも早く見つかるようになっています。
- インフルエンザに対する免疫が弱くなっていたから: 数年前はインフルエンザがあまり広がらなかったので、体の中のインフルエンザに対する備えが弱くなってしまい、今年は早く広がったと考えられています。
どうやってインフルエンザを防ぐ?
流行が早まっても、日常の習慣で病気を防ぐことができます。簡単なポイントを覚えておきましょう。
- 手をよく洗う: 石けんやハンドソープで手の汚れやウイルスを洗い流しましょう。大阪府も「こまめな手洗い」を呼びかけています。
- 咳やくしゃみのときは口をおおう: マスクを付けたり、ティッシュや袖で口と鼻をおおうようにすると、周りにウイルスを広げにくくなります。
- ちゃんと寝てご飯を食べる: しっかり睡眠をとり、バランスの良い食事で体力をつけることも大切です。
- 部屋の空気を入れ替える: エアコンをつけていても、ときどき窓を開けて外の空気を入れましょう。
- 早めにワクチンを打つ: インフルエンザのワクチンは接種後2週間くらいで効果が出始めるので、流行前に受けると安心です。
- 具合が悪いときは無理せず休む: 熱が出たら早めに病院へ行き、お家で静かに休むのが大切です。

今の時代では、だいたいエアコン付けて窓開けないでしょうから、空気が濁ってしまい、室内に菌が回りやすくなってしまいましたねぇ。
まとめ
今年のインフルエンザは、夏が終わったばかりの時期から広がり始めるという珍しい年です。
大阪や青森、福岡、京都など多くの地域で患者さんが増え、大阪では去年より2か月も早く流行入りとなりました。
この背景には、学校や仕事の再開、換気不足、夏の疲れ、免疫力の低下などさまざまな原因があると言われています。
でも、手洗い・うがい、十分な睡眠、バランスの良い食事、早めのワクチン接種など、日ごろの心がけで病気を防ぐことができます。みんなで元気に秋冬を過ごせるように、今日からできることを続けていきましょう!
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